カウンセラー

カウンセラー

心に悩みやストレスを抱える人々に寄り添い、対話を通じて問題解決の手助けをする専門家です。相談者が自分自身の力で立ち直れるよう、心理的なサポートを行います。

基本情報

  • 主な活躍の場

    病院・クリニック(精神科・心療内科)、学校(スクールカウンセラー)、企業(産業カウンセラー)、福祉施設、カウンセリングルーム開業など

  • 必要な資格

    必須の国家資格はないが、臨床心理士や公認心理師といった信頼性の高い資格があると、専門性の証明となり活動の幅が広がる。

  • 求められるスキル

    傾聴力、共感力、客観的な分析力、守秘義務を守る倫理観、心理学に関する専門知識、自己洞察力

  • 推定年収

    250万円~800万円以上(勤務形態・勤務先・資格・経験・独立等で大きく変動)

  • キャリアパス

    様々な現場で経験を積み、特定の分野(児童、家族、キャリアなど)の専門性を高める。独立開業して自分のカウンセリングルームを持つ、講演や執筆活動を行う、スーパーバイザーとして後進の育成にあたるなどの道がある。

詳細紹介

カウンセラーは、相談者の話をじっくりと聞き(傾聴)、その人が抱える問題や感情を整理する手伝いをします。アドバイスを一方的に与えるのではなく、対話を通して相談者自身が問題の本質に気づき、解決策を見つけ出せるように導きます。扱うテーマは、人間関係の悩み、仕事のストレス、うつ病や不安障害などの精神的な不調、子育ての悩みなど、多岐にわたります。

教育と進路

大学の心理学部や大学院で心理学を専攻し、専門知識と技術を学ぶのが一般的です。特に、臨床心理士や公認心理師の資格取得を目指す場合は、大学院の修了が必須となります。資格取得後、病院や学校などで実務経験を積んでいきます。

実情とリアル

人の心という非常にデリケートな領域を扱うため、強い責任感と高い倫理観が求められます。相談者の辛い話を聞き続けることで、カウンセラー自身が精神的に疲弊してしまうこともあります。そのため、自分自身のメンタルヘルスを管理する能力も重要です。相談者が少しずつ元気を取り戻し、自分らしい生き方を見つけていく姿に立ち会えることは、この仕事の大きな喜びであり、やりがいです。